EUR/USD: タカ派からハト派へはまだ
- 先週は会合とマクロ経済の両方がありました。7月26日のFRBと7月27日の欧州中央銀行の会合では政策金利について驚くことはありませんでした。いずれも予想通り、25ベーシスポイント(bps)の利上げでドルは5.50%、ユーロは4.25%になりました。つまり、会合の後の規制当局の記者会見に市場参加者の注目が集まりました。
ジェローム・パウエルFRB議長は7月26日の記者会見で米中央銀行の金融政策が現在は限定的であると発表しました。いつもどおり、議長は年内の利上げについての有無については直接的な回答を避けました。議長は政府の資金調達コストがすでに22年ぶりのピークにも関わらず、さらなる上昇の可能性を否定しませんでしたが、肯定もしませんでした。
パウエル議長の発言で、FRBがもはや景気後退の見通しをしていないことが明らかになりました。その代わり、中央銀行の政策は'ソフトランディング' – インフレの継続的な減速を伴った緩やかな景気拡大を目指すことになるでしょう。この株式市場に対する明るい見通しが、S&P500とダウ・ジョーンズの上昇を促す一方で、米国債利回りとドル指数(DXY)は下落となりました。このような状況の中で、EUR/USD は今週1.1149の高値をつけました。
すべてが激変したのは翌日、7月27日(木)でした。欧州中央銀行の金利決定と米国のGDP速報値が15分間隔でほぼ同時に発表されました。そして、15分後に、クリスティーヌ・ラガルド欧州中央銀行総裁の記者会見が始まりました。
米国経済は1.8%の予想に反して第2四半期は2.4%増でパウエル議長の発言を裏付け、現在の議題から景気後退を除外しています。このような状況で、ユーロ圏経済は明らかに出遅れています(例えば、ドイツのGDPは第1四半期に-0.3%減少後、第2四半期はさらに-0.2%減でした)。 ECB総裁は演説でこの低迷に嘆いていました。1ヵ月前なら、欧州中央銀行がかなり限定的な水準の金利をもたらすと言われていましたが、7月27日の夕方にはすべてが違って聞こえてきました。現在、中央銀行の審議会は必要な限り限定的に借入コストを維持すると述べています。言い換えれば、少なくとも停止、もしくはこれ以上の金融引き締めを停止するということです。
中央銀行理事会のメンバーであるゲディミナス・シムクスは、"短期的には経済は予想より弱い"という発言を肯定しており、"金利はピークに近いか、あるいは、すでになっている"と述べています。これらの発言により、9月の利上げの確率は 50%を下回り、EUR/USDは急落しました。今週のこのペアの安値は1.0943でした。
今週の取引日の終わりの7月28日(金)に、このペアは1.1000大台で保ち合いとなりました。 ドイツのインフレ率(CPI)速報値と米国の個人消費支出データの発表により、EUR/USD は1.1016で5日間を終了しました。
このレビュー執筆時である7月28日の夕方の直近の見通しについては、アナリストの30%がこのペアの上昇予想、55%が下落予想、そして、残りの15%が中立の立場です。 D1のトレンド系では、 50% が上向き、50% が下向きです。オシレーター系では、より具体的に示されています: 買い推奨は15%に過ぎず、65% が売り推奨、残り20%が中立です。直近のサポートは、1.0985付近、続いて、1.0945-1.0955、1.0895-1.0925、 1.0845-1.0865、1.0780-1.0805、1.0740、1.0665-1.0680、1.0620-1.0635です。強気筋は、 1.1045、そして、1.1085-1.1110、1.1145、1.1170、1.1230-1.1245、1.1275-1.1290、1.1355、1.1475、1.1715がレジスタンスとなるでしょう。
来週は、7月31日(月)にドイツの小売売上高、そしてGDPやインフレ率(CPI)を含むユーロ圏の多くの統計速報値の発表が控えています。火曜日は、ドイツと米国の非製造業景況感指数が判明します。翌日の8月2日は、米国の民間部門の雇用統計の発表があります。労働市場統計は8月3日と4日に失業給付申請件数や賃金水準、失業率、米国の非農業部門雇用者数 (NFP)などの重要な指標の公表が追加されます。
GBP/USD: イングランド銀行の会合を控えて
- 7月24日(月)に発表された速報値ではイギリスの非製造業の落ち込みが示されました。CIPS(Chartered Institute of Procurement & Supply)によると、製造業PMIは46.1と予想されていましたが、実際には46.5から45.0ポイントに低下しました。非製造業PMI やコンポジットPMIは50を超えていますが、 それぞれ53.7 から51.5ポイント と52.8 から50.7 ポイントに低下しています。
イングランド銀行(BOE)の定例理事会は8月3日(木)に開催されますが、市場は現在の状況でポンドの政策金利がどの程度引き上げられるか意見は一致されていません。50 ベーシスポイントなのでしょうか、それとも、FRBやECBのように25なのでしょうか? どちらについても以前にその数字の根拠について取り上げました。ここで、一部について、もう一度、触れていきましょう。
フランスの金融コングロマリット、ソシエテ・ジェネラルのエコノミストは、イングランド銀行
が50ベーシスポイントの利上げをする主な理由を3つ挙げています。
まず、サービスセクターのインフレと賃金は6月にピークに達したかもしれませんが、両方とも不快なほど高水準のままです。消費者物価指数(CPI)は前月の8.7%から7.9%(予想は8.2%)に低下しましたが、目標水準の2.0%には依然及びません。
第2に、ソシエテ・ジェネラルの見解では、イギリスのインフレ率が高水準であることから投資家がイギリス国債を敬遠していることが挙げられます。高いままのインフレ率は投資家に米国債やドイツ債を保有するのに比べて高い対価を要求していることを意味します。投資家を安心させるためには、現状では金融引き締めを継続する必要があります。
第3が、ここ数週間、イングランド銀行とアンドリュー・ベイリー総裁は、ソフトな金融政策を長く維持しすぎたため、インフレ率の大幅な上昇を招いたという批判にさらされていることです。イングランド銀行は、批判が正しくないことを証明するために、今度はやり過ぎる可能性があります。
しかし、誰もがフランスのエコノミストに同意見というわけでもありません。例えば、同業のドイツ・コメルツ銀行のエコノミストはイギリスの消費者物価指数 (CPI) が予想より6月はかなり低かったと述べています。つまり、利上げに対する市場期待はかなり大きく、下方修正が必要ということです。これは、ひいてはポンド安につながるでしょう。同様の見解がオランダの最大手銀行グループINGのストラテジストからも示されており、金利は最大で25ベーシスポイントに引き上げられると分析しています。
長期チャートを見ると、英ポンドは2021年後半と2022年に急落した後、4分の3以上を回復していることがわかります。スコシアバンクのエコノミストによると、ポンドは"非常に厳しい金融政策が来年のイギリス経済の見通しを脅かすにしても、プラスのイールドスプレッドにより支持され続ける可能性が高い" とのことです。スコシアバンクでは、2023年末には1.3500、2024年末には1.4000 を予想しています。
現在の状況ですが、先週のGBP/USD の推移はEUR/USD と似ています-両ペアともFRBとECBの会合の結果、両リーダーの発言、米国のマクロ経済統計に反応しました。結果として、先週の高値は7月27日の1.2995、安値は翌日の 1.2762、そして、終値1.2850でした。
直近の GBP/USD の中央値予想では、70%が弱気傾向の見方で、残り30% が逆を支持しています。D1 のオシレーター系では、15% が緑、25%がグレー、60%が赤です。EUR/USDのトレンド系では、緑と赤が50対50の比率です。 このペアが下落すれば、サポートは1.2800-1.2815、そして、1.2740-1.2760、1.2675-1.2695、1.2575-1.2600、1.2435-1.2450、1.2300-1.2330、 1.2190-1.2210となるでしょう。上昇すれば、1.2880、続いて、1.2940、1.2980-1.3000、1.3050-1.3060、 1.3125-1.3140、1.3185-1.3210、1.3300-1.3335、1.3425, 1.3605でレジスタンスに直面することになります。
来週の予定では、イングランド銀行の会合とその後の記者会見に加え、イギリスの非製造業景況感指数(PMI)が発表される8月1日(火)が注目されます。
USD/JPY: 日銀がサプライズをもたらす
- 先週の後半は、ただボラタリティが大きいだけでなく、 USD/JPYのボラタリティが異常なほど大きくなりました。100ポイント、200ポイント、そして300ポイントもの急騰が続きました。FRBとECBの会合だけでなく、日本銀行(日銀)もサプライズをもたらしました。火付け役となったのは日経新聞で、日銀が国債のイールドカーブコントロールを同水準で維持する一方で債券市場の金利が制限を超えることを容認するつもりであるという内部情報を掲載したのです。
日銀会合の結果は、完全にジャーナリストの情報どおりでした。予想どおり、日本の中央銀行は、政策金利を-0.1%という超低水準に据え置きました。しかし、植田和男日銀総裁はイールドカーブの厳格な目標を柔軟に変えると決定しました。中央銀行によっては、これは一般的なことです。しかし、日銀にとっては極めて大胆で革命的な一歩です。
日本の10年国債利回りの目標は0%に維持することです。また、利回りの許容変動幅±0.5%も維持することになります。 しかし、今後は、この変動幅を厳格にせず、より柔軟にさせます。確かに、この制限のために、日本銀行は1.0%の水準で"赤線" を引き、利回りがこれを上回らないように日々買い入れをおこなっていくでしょう。
当初、この決定は文字通り市場に旋風を起こし、円高が始まりました。USD/JPY は138.05まで下落しました。しかし、その後は、すべてが落ち着きました。投資家たちは、基本的に日銀の政策は超軟調なままだと判断したのです。長期国債の目標レンジの見直しは、実際に実施されるかどうかは不明なので、今のところは純粋な象徴的な意味合いにしかありません。
特に、この決定はすぐに批判的な意見がでました。例えば、コメルツ銀行のストラテジストは、わずかな利上げの可能性が円にとって壊滅的な打撃になりかねないと以前に警告していました。同行は、インフレ率の上昇の可能性と日本の公的債務の大きさについて触れていました。"このような中途半端な措置“により、”日本銀行はイールドカーブのコントロールを実際に停止すること望んでいないか、非現実的であると懸念を大きくしています[...] 現在、円が長期的には金利のわずかな上昇の可能性から利益を得ているとしても、これは円にとって破滅的なシグナルとなる"と述べていました。
"そして、全体的には今後の将来に何が起きるかわからないまま" と市場関係者が判断したことで、今週の終わりはドルが優勢となり終わりました。今週の終値は141.15でした。
このレビュー執筆時の予想では、とても中立です: アナリストの3分の1が今後数日間は、このペアが上昇を続けると予想、3分の1が下落を予想、3分の1が様子見の立場です。D1のインジケーターは次のとおりです。オシレーター系では35%が赤、25%がグレー、 40%が緑 (この3分の1は買われ過ぎ圏内)です。トレンド系では、緑が優勢で100%です。直近のサポートは、 140.60-140.75、そして、139.85、138.95-139.05、138.05-138.30、137.25-137.50、135.95、133.75-134.15、132.80-133.00、131.25、130.60、129.70、 128.10、127.20です。直近のレジスタンスは、141.95-142.20、そして、143.00、143.75-144.00、 145.05-145.30、146.85-147.15、148.85、そして、最終的には2022年10月の高値151.95です。
日本銀行の会合を除けば、来週の日本経済に関する重要な経済情報はありません。
暗号資産: 失われたきっかけを求めて
- 米連邦準備制度理事会(欧州銀行や日本銀行ですら) は、ビットコインの相場に大きな影響を及ぼしませんでした。7月24日(月)に下落した後、BTC/USD は株式指数と伴にやや上昇しそうでしたが、$30,000を超えての足固めはできませんでした。
統計では、6月の高騰後、シロナガスクジラ(10,000ビットコイン以上保有者)の利確により、取引所では1日あたりの平均16,300コインが2023年の高水準の価格でビットコインを売却しています。この間のこれらのプラットフォームへの全体の流入量に占めるクジラの取引量は、41%にもなりました。Terraプロジェクトの失敗やFTXの破産といった2022年の危機的状況 (クジラの占める割合は、それぞれ39%と 33%) にも上回ります。
陰謀論者は、この売りについてクジラが何らかのインサイダー情報を持っているためだとしています。しかし、この売りは著名な参加者の法的追求など米国証券取引委員会(SEC)による暗号資産市場への規制圧力の高まりでのリスク増大が後押ししている可能性が大きいです。
クジラファミリーの規模の小さなメンバー(1,000 から10,000 ビットコイン保有者)は、積極的にこの1ヵ月買い続けています。ほかの市場参加者はかなり受け身で相場には大きな影響を与えませんでした。
この夏の暗号資産市場にとって唯一ポジティブな展開となったのは、ブラックロック、インベスコ、フィデリティなどの大手がビットコインのスポット型上場投資信託(ETF)の立ち上げ申請をしたことでした。この展開により、BTC/USD は、6月の中旬には$30,000 を超えた上昇となりました。
ブルームバーグのシニアアナリスト、エリック・バルチュナス氏は、SECがこれらの申請を承認することで、ビットコイン市場に30兆ドル相当の資金が流れ込むといいます。分析会社Fundstratの予測では、ビットコインETFの立ち上げにより、1日のビットコイン需要が1億ドル増加する可能性があります。この場合、2024年に予定されている半減期前でも、ビットコインの相場は現在の水準から521% 上昇して、$180,000となります。
しかし、これらの申請の行方が明らかになるのはまだ先のことです。例えば、ブラックロックの申請に対する最終決定は、2023年第3四半期半ばまで、少なくても2024年3月中旬まではわかりません。そして、この決定が必ずしもポジティブである必要はありません。このような結果がわからないことに対して、暗号資産愛好家たちの喜びや興奮は冷めてしまい、ただSECへの恐怖だけが残っています。この恐怖が市場への圧力を続けています。
強気ラリーが始まるきっかけになりそうな2つの出来事があります。ひとつは、米連邦準備制度理事会の金融政策の緩和(QE)への移行です。言い換えれば、引き締めサイクル(QT)の終了だけでなく、実際に緩和が始まるということです。しかし、今のところ、これは議論すらされていません。金利は現在の水準に据え置きか、もしくは25 b.p. の追加利上げです。しかし、最近の発言では、利下げをするつもりはなさそうです。総じて、投資家がデジタル資産に投資をしたい市場に大量の資金が流れこんでくるには、まだ、程遠いようです。
2つ目のきっかけは、半減期でその後のビットコインの上昇だけでなく、 先行して上昇する可能性です。従来の市場と同じように、暗号資産市場の投資家心理もあるパターンに従っています。市場サイクルの心理とトレーダーが通常経験する感情を説明するいわゆる"ウォールストリートカンニングペーパー" を考慮すると、パニック"、 "降伏" 、 "不況"の悲観的局面を通過した後は"希望 "へと向かって進んでいきます。
アナリストのCryptoYoddhaのチャートによれば、暗号資産は現在、"疑念" もしくは、"偽りの上昇" の段階を通過しており、次は価格回復への "期待" の段階で、2023年の年末までには$50,000になる見込みがあります。 上昇への動きは、"楽観" 、"信念" 、"スリル" 、そして、最後に"高揚感"の段階を通過することに対応します。
Youtubeチャンネル Altcoin Buzz のホストであるコディ・バフィントン氏は、ビットコインのボラティリティが予想よりもかなり早くに大きくなるという見解を持っています。同氏の見解では、ビットコインの近々起きそうなボラティリティは2023年1月以降の大きさに匹敵する可能性があります。バフィントン氏は、7月のビットコイン価格は$30,000 付近での狭い取引幅での推移で、強気筋と弱気筋の両者にとってある種の試練だったと述べています。同氏は裏付けとして、2023年の初め以来、最も狭い範囲にいることを視覚的に示しているボリンジャーバンドとビットコイン価格のチャートに触れています。
Finder.comが29人のアナリストを対象に実施した調査による中央値予想は次のとおりです。アナリストたちは、年末までに$38,488に上昇 、2023年内に$42,000になる可能性もあると予想しています。 この調査の平均的意見では、2025年末までに$100,000、2030年末までに$280,000になる可能性もあるとのことです。
もちろん、個々のアナリスト予想にはバラつきがあります。全体として、回答者の大半(59%)はBTCに楽観的で今が市場参入にいいタイミングだという意見で、34%は単に現在保有しているものを維持することを勧め、7%が売却を推奨しています。
市場ストラテジストのトッド・"ババ"・ホーウィッツ氏は、今後6ヶ月以内にビットコインは $35,000、それから、$40,000に上昇すると予想しています。 面白いことに、"ババ" はFRBも半減期もきっかけとして挙げず… ロバート・F・ケネディ・ジュニアを要因としています。この民主党の大統領候補は、金、銀、プラチナ、...ビットコインのようなハード資産がドルを支え米国経済を救えると述べています。
通称Trader Tardigradeというアナリストはビットコインが2013年から2018年 の間に"前回のピーク" から"トップ-2" と "再トライ" (現在のビットコインの段階)に先行する"トップ-1"へのモデルをたどった時と同じ価格構造を繰り返しているとした意見です。このモデルが正しければ、次の段階は価格"急上昇"で、ビットコインは2026年までに$400,000の上昇につながることになります。
ストックマネー・リザーズ氏は、ビットコインが史上高値$68,900をつけた第3サイクルをちょうど終えて、2025年第2四半期または第3四半期に$150,000から $200,000 への新たな史上高値を付ける可能性がある第4のサイクルに入ったと見解を示しています。
これに関しては、人工知能も見解を示しています(人口知能なしでは先に進めません!)。Finboldのアナリストは、Google Bardの機械学習システムに、待望の2024年の半減期後のビットコインの価格を訊いてみることにしました。 このAIは、いくつかの要因によって影響される可能性がありますが、ビットコインが史上高値をつける可能性が高いと示しました。 これは半減だけでなく、BTCがよりグローバルに溶け込むことや機関投資家の関心により促進されていくからです。具体的な数字では、Googleが半減期後に、ビットコインは$100,000の大台にのる可能性があると示しました。 その一方で、ビットコインの上昇を制限する要因を強調して、2024年に暗号資産の冬が続く可能性については否定しませんでした。
このレビュー執筆時の7月28日(金)のビットコインは影響を受けていないようです。BTC/USD は、$29,400付近で取引されており、暗号資産市場の時価総額は、やや下がって、1兆1830億ドル(先週は1兆2020億ドル)です。 Crypto Fear & Greed インデックスは、現在、中立圏内の52 ポイント (先週は50ポイント)です。
NordFX Analytical Group
注意: この内容は金融市場への投資推奨やガイドラインではなく情報提供のみを目的としています。金融市場の取引には、リスクが伴うため入金した資金のすべてを失う可能性もあります。
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