2023年8月14日‐18日のFXと暗号資産の予想

EUR/USD: インフレ、GDP、金融政策の見通しについて

  • EUR/USD チャートの2週連続の横ばいを見ると、8月が休暇シーズンであることに気づかされます。8月10日(木)に発表された米国のインフレデーターでさえも、トレーダーのリラックス気分を崩すことは出来ませんでした。しかし、細心の注意を払う必要があります。消費者物価指数(CPI)の前年比伸び率は3.2%、コアインフレ率は4.7%で、両方とも予想(各3.3%、4.8%)を下回りました。月次CPIは0.2%の横ばいで、2年ぶりの低水準です。GDPに関しては、前回発表されたデータにより国内経済が景気後退に陥るリスクは低下していることがわかりました。2023年第1四半期の前年同期比は2.0%増、第2四半期は2.4%増で市場予想の1.8%増を大幅に上回りました。

    つまり、米国は労働市場が徐々に冷え込み、インフレは着実に目標基準の2.0%に近づき、経済は好調です。これらすべてが米連邦準備制度理事会の金融政策の成果であることを示しています。FRBは、少なくとも、引き締めプロセスを一時停止することができるようになりました。。現在の金融引き締めサイクルを終了させる可能性さえあります。9月のドルの金利が現在の5.50%水準に据え置かれる可能性は89%ですが、年末までの25ベーシスポイント(b.p.)の利上げ予想はわずか27%に過ぎませんでした。

    このような状況で、ドルは見切られるはずでしたが、そのようにはなりませんでした。もちろん、インフレデータの発表直後、EUR/USD は50 ポイント近くまで急騰しましたが、すぐに反転しました。なぜ、このようなことが起きたのでしょうか? 休暇シーズンということもありますが、もっと大きな理由が2つあります。一つは、米国債30年利回りが期待外れで流通市場の金利を下回る4.199% だったことです。第二の理由は、欧州のドル安です。

    ユーロ圏経済の推移について知るには、同じく8月10日(木)に発表された欧州中央銀行(ECB)の"経済速報" が最適です。ここで、いくつか主なポイントを紹介します:

    "インフレ率が下がり続けていますが、長期的には高いままであることが予想されます" 。"ユーロ圏の当面の経済見通しは、主に内需の弱さにより悪化しています。インフレ率の高さと金融引き締めの状況により支出の伸び率が抑えられています"。 "主にサービス部門により第3四半期のユーロ圏の生産高は緩やかに上向くと予測されます" 。"インフレの上振れリスクには、エネルギー価格や食品価格の上昇の可能性やロシアの黒海経由の穀物輸出の合意からの離脱が挙げられます"。 "経済成長とインフレの見通しは、極めて不透明なままです" 。最近のロイターの世論調査によると、ECBのこのような速報により市場参加者は次のような動向を予想しています。

    ユーロスタットは来週、2023年第2四半期のユーロ圏のGDPデータ改定値と7月の鉱工業生産高とインフレ率を発表します。GDPの速報値では、2022年第4四半期の成長停滞と2023年第1四半期の0.1%減の後に、0.3%(前年同期比プラス0.6%)増となりました。インフレ率は下がりつつあるものの(2022年10月の10.6%に対し現在は5.5%)、目標水準の2.0%を上回ったままです。ECBが引き続き厳格な金融政策を維持し、エネルギー価格が上昇すれば、2024年のユーロ圏のGDPは5.0%減少すると多くのエコノミストは予想しています。

    提供されたデータの比較では、現在のところ、ドルが優勢となりそうです。安全資産としてのドルの見方も大きいところです。当然、今秋のFRBとECBの動向にも大きく左右されます。先週、米国の生産インフレデータ(PPI)の発表後、ドルはさらにポジションを強め、1.0947で終わりました。

    このレビュー執筆時の8月11日の夕方、アナリストの35%は当面の上昇を支持しており、50%が逆の予想で、残り 15%が横ばい傾向の見方です。D1のオシレーターでは、 80%( 15%が買われ過ぎ圏内)が米ドル支持、10%が上向き、10%が中立です。トレンド系では、65% が売り推奨、35% が買い推奨です。直近のこのペアのサポートは、1.0895-1.0925に続いて、1.0845-1.0865、1.0780-1.0805、1.0740、1.0665-1.0680、 1.0620-1.0635です。強気筋は、1.0985、 1.1045、 1.1090-1.1110、1.1150-1.1170、 1.1230、1.1275-1.1290、1.1355、1.1475、1.1715でレジスタンスに直面するでしょう。

    来週の注目イベントは、8月15日(木)にある米国小売売上高の発表です。8月16日(水)には、ユーロ圏のGDPと最新のFOMC(米連邦公開市場委員会)議事録も公表されます。木曜日には米国の失業率と製造業の発表があります。週の締めくくりの8月18日(金)はユーロ圏のインフレ率(CPI)が明らかになります。

GBP/USD:  X デイ816

  • 8月11日(金)のイギリス国家統計局(ONS)によるデータでは、イギリス国内の第2四半期の経済成長率は第1四半期の0.1%増(予想0.0%)に対して、0.2%でした。前年同期比では、予測の0.2%に対して、実際のGDP成長率は0.4% (前回は0.2%)でした。6月の鉱工業生産総量も増加となり、予想の+0.1% と5月の -0.6%に対して+1.8%でした。 全体としては上向きであることは明らかです。景気後退リスクの減少やイングランド銀行(BOE)が少なくとも2023年末まではタカ派的立場のままである可能性が大きくなりました。CPI前年比が7.9%であることを考えればなおさらです。予想では、これに対抗するため、イングランド銀行は今年、2-3段階で現在の5.25% から 6.00%へ引き上げ、明らかにポンド高 とさせていく可能性があります。

    オランダ最大手銀行グループ、INGのストラテジストは、GDPの良好な結果はイングランド銀行の決め手とはならないと見ています。"しかし、イングランド銀行の予想と大きく異なってはいないため、イングランド銀行への影響はかなり限定的なものになるでしょう" という意見です。主な焦点は来週のサービス部門のインフレ率と賃金上昇率で[...] 、これらがポンドにとって重要になります"。

    GBP/USD 8月11日(金)、1.2695で取引を終えました。アナリストの当面の予想は次のとおりです: 60% が弱気、20%が強気、同じ比率で中立となっています。 D1 のオシレーター系は弱気が100% で、このうち15%が売られ過ぎの状況を示しています。 トレンド系は、65%対35% で弱気(赤)が多く占めています。このペアが下降トレンドに入った場合、1.2675、1.2620-1.2635、1.2575-1.2600、1.2435-1.2450、1.2300-1.2330、1.2190-1.2210、1.2085、1.1960、1.1800がサポートとなるでしょう。上昇となれば、レジスタンスは、1.2760に続いて、1.2800-1.2815、1.2880、1.2940、1.2980-1.3000、1.3050-1.3060、 1.3125-1.3140、 1.3185-1.3210、 1.3300-1.3335、1.3425、1.3605が予想されます。

    イギリスのマクロ統計については、8月15日(火)に賃金上昇率や失業率などの指標を含む国内の労働市場データが次々と発表されます。翌日の8月16日(水)は、イギリスのインフレ率(CPI)が明らかになります。最後に、8月18日(金)には国内の小売売上高の統計の発表があります。

USD/JPY: ペアはムーンショットに戻る

  • EUR/USD とGBP/USDが今週は横ばいの取引であった一方 、USD/JPY は、再び高値圏まで上昇しました。金曜日には、144.995の高値で6月30日の最高値に近づきました。このような水準で最後に取引されたのは、1年以上前の2022年の6月でした。今週は、やや下げて144.93で終わりました。日本銀行(日銀)が最近、国債のイールドカーブ・ターゲットを厳格なものからより柔軟なアプローチへ移行した決定や日銀の介入も円を支えることができませんでした。

    インフレデータはほとんどの中央銀行にとって極めて重要です。物価上昇を抑えるために、米国、欧州、イギリスでは、金融引き締めや利上げをしています。しかし、日銀は国内のインフレ率が上昇を続けているにもかかわらず、このような方法を実施していません。さらに、政府は最低賃金の4%引き上げを勧告、春闘ではこの30年で最も高い賃金上昇率となりました。こうした中、企業が賃上げ上昇分を消費者に転嫁しようとしていることがわかっているため、CPIの上昇となるでしょう。

    日本のMUFG銀行では、日本銀行の利上げは来年の前半になるだろうと予測しています。その時、はじめて円高となるでしょう。最近のイールドカーブ・コントロール政策の変更だけでは、日本通貨の回復を促すには十分ではないとMUFG は考えています。

    ドイツのコメルツ銀行のアナリストは、日本銀行の政策が明確でないことから、円をさらに下落させ上昇の妨げになっていると見ています。この数ヶ月で日本の中央銀行を除くすべての中央銀行で政策金利を引き上げたことが明らかになっている一つです: 日本銀行の金融政策は、近い将来、円とって有利とはならないでしょうとコメルツ銀行は述べています。また、円は複雑な通貨であり、日銀の政策に連動している可能性があるとも付け加えています。

    ソシエテ・ジェネラルのストラテジストは、USD/JPYが144.50-145.00を上抜けした場合、146.10(昨年10月からの推移で76.4%保ち合い)まで上昇、147.90になる見込みさえあるとした意見です。

    クレディ・スイスのアナリストも強気の見通しのままで、さらに上を予想しています。"中間目標の145.00-145.12に再び向かうと予測しています" 。 "これは、しばらく維持されるとした予想ですが、弊社の見通しは依然強気のままで、最終的には突破すると見ています。そして、これにより、市場では146.54-146.66がレジスタンスとなり、ターゲットは148.57となるでしょう"。

    短期的見通しについてのアナリストの中央値予想は、上述の意見とは大きく異なっています。圧倒的多数(80%) がUSD/JPY が下落で保ち合いとなっています(下落理由の一つは為替介入の可能性です) 。残り20% が中立を支持しています。このペアの上昇支持はゼロでした。D1のトレンド系とオシレーター系共に100% の緑ですが、オシレーター系では4分の1が買われ過ぎのシグナルです。直近のサポートは、144.50に続き、143.75-144.04、142.90-143.05、142.20、141.40-141.75、140.60-140.75、139.85、 138.95-139.05、138.05-138.30、137.25-137.50です。直近のレジスタンスは、145.30に続き、146.85-147.15、148.85、そして、最終的には 2022 年10月の高値151.95となります。

    来週のカレンダーで注目すべきは、個人消費、鉱工業生産、日本のGDPが発表される8月15日(火)です。また、翌日は、ロイター短観、8月18日(金)は全国消費者物価指数(CPI)が発表されます。

暗号資産: 引き続き、きっかけを求めて

  • 2週間前のレビューのタイトルは、"失われたきっかけを求めて"でした。その後、数日過ぎても、きっかけは見つかりません。BTC/USD は7月23‐24日に下落後、再び横ばいの$29,500付近でのピボットポイントに沿った推移でした。アナリストの一部によれば、市場参加者は米国のインフレデータを8月10日(木)に控えていたので急激な動きを避けたといいます。結果として、暗号資産市場は完全に除外されました。

    ビットコインネットワークの指標は、価格突破を見通した蓄積を示しています。Blockware Intelligence のニュースレターでは、流動性および流動性の高い通貨の供給量は 2018 年以来の最低レベルに落ち込んでいるとあります。Blockwareが指摘しているように、投機的トレーダーのコイン取引量が減少している一方で、長期ホルダーはコールドウォレットに蓄えています。

    いつも通り、このブレイクスルーがどの方向へ向かうのかについては意見が分かれています。例えば、トレーダーであり、アナリストであるベンチャーファームの Eightの共同設立者であるマイケル・ヴァン・デ・ポッペ氏は、ビットコインが $12,000台に下落するという指摘に反論して、アルトコインの完全なる敗北について話題にしている人々を安心させました。

    "弱気市場が2年以上続いています" と同氏は記述しており、暗号資産市場で最長となっています。しかし、暗号資産市場におけるハッキング、倒産、訴訟などを考慮すれば、これは驚くことではありません。同氏の観測では、2021年にデジタル資産の投資を始めた人に弱気感情が多いことがわかっています。"彼らにとっては、資金の目減りが特に苦痛で、ポートフォリオのさらなる下落を予想しているだけです"と同氏は述べています。

    同氏の見解では、現在は敗北の第2ステージです: サイクルの中では一番退屈で、市場で何も起きていないように見えます。"耐えて、自分が市場にいるままであることの認識を楽しみ、ポジションを重ねていきましょう[...] 大企業がこのゲームに参入しており、これに従うことが賢明です" とヴァン・デ・ポッペ氏はアドバイスしています。

    別の著名なトレーダー、トーン・ベイズ氏の予想は、かなり楽観的ではありません。同氏は、売り圧力が大きくなり、ビットコインの価格がかなり下落すると見込んでいます。"ビットコインは苦戦を続けますが、BTC価格は次の移動平均線を下回る可能性が高いと思います。日々のローソク足が以前のローソク足を下回り続けるようであれば、ビットコインがどの程度下落するか予測不能なため、50%までポジションを減らすことを勧めます。 $25,000までの下落はすぐでしょう。市場には、何らかの理由によりコインを売却しているたくさんいます" と同氏は記述しています。

    トーン・ベイズ氏は次のように確信しています: ビットコインが実際に$25,000まで下落した場合、さらに長期的に下落する可能性が大きくなります。同氏の予想では、ビットコインは"崖っぷちに立たされており、状況は悪そうに見えます" 。"価格は、すぐに反転しなければなりません。つまり、今月に。もう1ヵ月、下げる余裕はありません。そうでなければ、市場にパニックが広がり、BTCが$20,000以下で取引されることになっても驚きません。マイナーも持ち分を手放し始めるでしょうから、非常に危険です"と警告しています (ベイズ氏が5月にビットコインが$30,000を超える上昇に差し迫っていると述べていたことには注目です。 予想は正しいことが判明しましたが、BTC はこの水準を維持できませんでした)。

    決済大手PayPalが独自のステーブルコイン、PayPal USD (PYUSD)を発行するというニュースが強気相場の開始の引き金となった可能性があります。この発表は、8月7日(月)でした。ビットコイン財団というチャリティー団体の創設者であるチャーリー・シュレム(チャールズ・シュレム)氏は、この出来事でビットコイン価格が$250,000の上昇につながると述べています。しかも、これは予想よりもかなり早くに起こるでしょう。同氏の意見では、PYUSDはイーサリアムのブロックチェーン上で発行されるため、ETHも速いスピードで$18,000まで上昇することになります。その結果、このアルトコインの価格はPayPalの顧客によるネットユーザーの数が増加するため、上昇する可能性が大きいと考えられます。

    しかし、チャーリー・シュレム氏とは異なり、ほとんどのアナリストはユーザ‐向けに新しいものがないことや有益なツールがないことから、このニュースには懐疑的な反応です。また、シュレム氏がなぜ突然PYUSDがビットコイン価格にプラスの影響を与えると判断したのかも不思議です。論理的には、ステーブルコインの発行は、競合相手であるETHの投資魅力を高めるため、逆にBTCの価値は下落することになります。とはいえ、 PYUSD がビットコインやイーサリアムのきっかけにはならなかったことは、BTC/USDETH/USD チャートで示されています。

    この結果として、投資家には暗号資産市場を押し上げる可能性のある3つのイベントが"用意" されています。それは、次の3つになります: 1) 米連邦準備制度理事会の急な金融政策の緩和、2) 証券取引委員会(SEC)によるビットコインETFのスポット申請承認、3) ビットコインの半減。

    次回の半減期は暫定的に2024年4月12日と予定されています。210,000 ブロックごと、もしくは、4年に1度、マイナーがブロックのマイニングで受け取る報酬が半減します。 これはデフレ環境を作り出し、コインの新規発行率を下げてBTCの価値を支えるためです (発行上限は2100万コインに設定)。2009 年以降、マイナーは生成されたブロックごとに 50 BTC を受け取りました。2012年には報酬が25BTCに、2016年には12.5BTCに、2020年以降は6.25BTCに減らされました。2024年は、その半分になり、マイナーの報酬は、 3.125 コインに減ります。

    この出来事で、マイナーは新たな現実を受け入れなければなりません。より強力でエネルギー効率の高い設備を導入するか、既存の設備をアップグレードする必要があります。予想では、多くの小規模企業が撤退するか、大手に買収される可能性が大きいと考えられます。その結果、マイニング市場の集中化が予想され、少数の大規模プールに引き継がれることになります。これにより、ネットワークは操作やハッカー攻撃を受けやすくなります。ただし、BTC相場の急騰により、マイナス要因は少なくとも部分的に相殺できます。

    多くの市場参加者は、今までのデーターが示しているように、この出来事の後にビットコインの価格が再び急騰するかもしれないと予想しています。2012年11月の半減期の後にBTC の価格は$11から2013年11月には $1,100 へ上昇しました。2016 年の半減期では、7月の$640 から2017年12月の$20,000に上昇しました。2020 年の半減期では、2020年5月の$9,000から2021年11月の$69,000の高値にまで上昇しました。 ただ、こうした統計にも関わらず、アナリストたちは、過去の結果が将来的に繰り返される保証はないと警告しています。

    暗号資産業界のリーダーの1人であるBlockstreamのCEO、アダム・バック氏は、ビットコインの価格が半減期の1か月前に$100,000になると100万サトシ(0.01 BTC) を賭けました。この賭けは、デジタルゴールド相場が2025年までにこの高値にはならないと予想しているプラットフォームX(旧ツイッター)のニックネームVikingoとのユーザーとの賭けによるものです。

    Blockstreamでバック氏の同僚で現在はJan3のCEO、サムソン・モウ氏もバック氏の意見に賛同しています。Seeking Alphaのアナリストもほぼ同じ数字を挙げています。マイナーが半減後も生き残るためには、$98,000 ぐらいになるはずだと考えています。しかし、S2F モデルのPlanBとして知られている人気のアナリストは、半減する頃にはBTCの価値はもっと下がり、$55,000ぐらいまでにしかならないと述べています。

    このレビュー執筆時、8月11日(金)の夕方、BTC/USD は$29,400前後、ETH/USD は$1,840前後で取引されています。暗号資産市場の時価総額は、現在、1兆1710億ドル(1週間前は1兆1570億ドル)です。Crypto Fear & Greed インデックスは、51ポイント(1週間前は54ポイント)で中立のままです。

 

NordFX Analytical Group

 

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