多くのトレーダーは、FXとCFD(差金決済)取引は何が違うのかと疑問を持つことがあります。二つの取引には、いくつか違いがありますが、より多くの共通点があるというのが私たちの考えです。
共通点
FXとCFDのオンライン取引は、両方とも、テクニカル分析を用いた取引端末(MT4)を使用し、取引資産をブローカーからトレーダーへ、また、その逆もですが、実際には、現物を移動させないので、ほぼ同じです。
つまり、両方とも、トレーダーが買ったり、売ったりする通貨、金、株、あるいは、石油の現物は必要ないので、所有者から別の所有者への譲渡も必要ありません。そのため、オンライン取引などでは、度々、ノンデリバラブルとも呼ばれることがあります。トレーダーが石油を1バレル購入した時でさえ、通関費用、輸送、保管、さらに販売に関して心配する必要がありません。何一つありません。違いは、ブローカーと注文時の石油の市場価格の差だけです。
これが、トレーダーに利益、または損失をもたらします。すべて、とてもシンプルです。トレーダーが資産を購入し、その資産が上昇すれば、利益が生じます。資産を売れば、損失が生じます。逆も同じです。: トレーダーが売りの取引をした場合、資産価値が下がれば、利益になります。資産が上昇すれば ¬ - トレーダーは損失を被ることになります。
ちなみに、このような受け渡しをおこなわない方法によるもう一つのトレーダーの大きな利点は、資産の上昇だけでなく、下落でも収益が生じる可能性があることです。
つまり、同量のX会社の株式や石油がなくても売却ができます。価格がゼロに暴落となれば、大きな儲けとなります。
そのため、金融商品(資産)の受け渡しのない取引は、契約あるいは、好みで法的な形式でのトレーダーとブローカーの賭けと言い換えることができます。:
- トレーダーは、資産の動きの方向を決定(買い、あるいは、売り)し、
- この方向が正しい判断であったなら、ブローカーは、トレーダーに取引をオープンした時と決済の差額を支払います。
- トレーダーが方向を間違えれば、損失を被り、ブローカーに差額を支払います。
同時に、スプレッドやブローカーの手数料は、キャッシュレス決済、並びに、レバレッジによる取引量で考慮され、したがって、一方、あるいは両方に利益あるいは損失が発生します。
相違点
多くのチュートリアルや記事では、FXとCFDの大きな違いは、取り扱う金融商品であるとしています。
一般的に通貨ペアの取引は、FXとして認められています。しかし、株や株価指数は、昔からCFDに分類されます。
石油の取り扱いもまた、通常は、貴金属、金、銀と同じようにCFDとされますが、何らかの理由により、ブローカーによっては、FXとして、しばしば、分類されることもあります。暗号通貨もまた、定まった"カテゴリー" にありません。しかし、デジタルドルや元の出現で、最終的にはFXに分類されるでしょう。
レバレッジと証拠金の大きさに関して言えば、ここでの相違は、むしろ、取引資産のタイプによるもので、FX、あるいは、CFDのどちらに分類されることではありません。例えば、レバレッジは、通貨ペア取引の場合、1:1000までであり、通貨インデックスなら1:10を超えず、株なら1:5になります。しかし、市場の状況によって、取引条件の変更があるので、ブローカーのウェブサイトで契約仕様や最新情報について注意深く検討する必要があります。
また、取引時間で分類をしようとするのも、同様に取引資産の種類によるので不十分です。例えば、FX市場は、週5日で24時間の取引です。ただし、貴金属や石油も同じ時間帯で取引ができます。暗号通貨は、年中無休で365日取引ができます。
特定資産の相場に影響を与える要因で違いを見つけ出そうとすることもできます。例えば、一部テキストな著者は、CFDの価格は、取引される資産の需要と供給に大きく依存し、FXの通貨価値は、マクロ経済指数や政治情勢などのファンダメンタル要因によるとされています。しかし、私たちの考えは、世界の政治情勢は、FX市場、株式市場、先物市場の両方に影響するので、このような分類は強引です。また、経済情勢の変化、例えば、アメリカでは、投資家のリスク選好の増減、あるいは、国債から株式または、法定通貨から金やビットコインへ資本の流入を伴います。
結論
子どもに、ほとんど同じ絵を見せて10の間違いを探させるゲームがあります。私たちの場合は、非常に難しいです。そのため、結論は、歴然です: FXは、CFDの一種類にすぎません。もちろん、FXには、確固たる特徴があります。しかし、CFDの分類では、相違点より多くの共通点があります。そこで、ブローカーであるNordFX は、取引商品のすべてのタイプを組み合わせたスマートな決断を下しました。-通貨と暗号通貨、貴金属と石油、株式と株価指数。そして、今、口座を一つ開設さえすれば、トレーダーは、同時に様々な戦略を使用した全ての資産取引やリスク回避し、それによって、収益の可能性を増やすことができます。
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